【悩む育児】この育児本はおすすめです!「子どもへのまなざし」佐々木正美(著)

悩む育児

 

こんにちは、ふくすずです(*^^*) 現在、小学生2児の母をしております。

育児本を購入しようか悩んだことはありませんか?

また、将来自分の子供が引きこもりや家庭内暴力といった行動にでたらどうしようと不安になることがありませんか?

この育児本「子どもへのまなざし」を読めば、育児をする上で何を大切にすればいいのかがわかります。

そして、この育児本は社会変化が現代の育児にどう影響したのか、親は何を心がけることが大事なのか、研究内容に沿った説得力のある内容で書かれており、納得した上で育児に挑めるようになるので大変お薦めです。

 

教育・保育に携わるものなら誰でも知っている名著

この本は保育士の親戚に出産祝いに頂いたものです。

この「子どもへのまなざし」著者は児童精神科医の佐々木正美先生です。

主に乳幼児期の育児がどんなに重要であるかについて述べています。

300ページを超える長文であり、海外の研究内容も多く引用され、読み応えが十分ある内容になります。

このなかで

乳幼児期は人格の基礎を作る時期であること、その時期を不十分にしてしまうと後からやり直すことは非常に難しく、思春期以降の不登校、引きこもり、いじめ、拒食症、家庭内暴力、非行の起因になりうることや

特に、生後1歳半から2歳くらいまでは子供が望んだことに、望んだとおりにこたえてあげるのが重要であり、そういう育児をすることによって、その後のいろんなしつけが、むりなく、しやすくなるとことなどが

自身の研究や海外の研究結果を踏まえて書かれています。

 

母親が仕事をしていることと、育児がうまくいくかどうかは関係していない

 

乳幼児期の育児が大変重要であると聞くと共働きの家庭では、自分の仕事を控えてつきっきりで子どもといなければならないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、佐々木先生は女性が働くから育児がどうかなると考えるのは間違いだと述べています。

 

働くから育児がうまくいかないのではないのです。働いているお母さんのほうが、育児が下手なのではないのです。専業主婦で育児が下手な人もいっぱいいるのですから。
……(中略)…..保育園に子どもを預けているから育児がうまくいかないのだとか、子どもがうまく育たないかもしれないという不安は、まったくもつことはありません。

 

まずは親の幸せから

 

また、佐々木先生は著書のなかで育児が下手な親というのはほとんどが孤独であり、それが日本の社会の変化によって深刻化していると述べています。そのことについて、しっかり親に寄り添った内容も書かれています。

 

たとえば、夜泣きの多い赤ちゃんのお母さんに、「あなた自身が不安やいらだちをもってはいけません」というような言い方はしないのです。この母親の不安を、どのようにすれば、のぞいてあげられるかということを考えます。

 

親の幸せを考えないで、子どもの幸せだけを考えても、これはぜったい子どもを幸せにすることはできないのです

 

まとめ

 

この佐々木正美先生の「子どもへのまなざし」の本では

乳幼児期の育児は子どもの人格形成の土台をつくり、基本原則として、可能なかぎり、子どもの要求を満たしてやるように心がけながら育てることが大事であり、そこが不十分であると子供が思春期以降に不登校や家庭内暴力などにつながりやすいことを、研究内容にそった形でわかりやすく論理的に説明されています。

最近この本を改めて読み、私自身が子どもに対して子どもの要求を十分満たしてあげられたかどうかと考えると、充分に満たしてあげられてはいなかったかもしれないと不安な気持ちになります。
たぶん子供の要求の70%程度を満たすので精一杯だったように思います。

経験上、育児をしていて100%子供の要求を満たすのは現実的ではないですよね、はっきり言って無理です。
なので100%は無理であることを前提として「心がける」ことが大切であると私は思います。

また、私個人の意見として、この子供の乳幼児期は夜泣き等で親は睡眠不足になりやすい上に自分の時間はほとんど持てないため、親は体力的にも精神的にもキツい時期でもあります。

私はこの乳幼児期の育児に手を抜けないのであるなら、家事の部分を限りなく手を抜くべきと考えます。
幸い、掃除してなくても、この時期の子供は気にしませんし、大人が気になる様でしたら家事代行サービスを利用してもいいと思います、またお料理も子供が食べれそうなものを少し作るか(大人の分まで作ると大変なので大人はお惣菜の購入でも十分)、最近の幼児用レトルト食品は無添加で子供が好きな美味しいものがたくさんあるので、それを活用してもいいと思います。

(しかし、佐々木先生は子供が望む手料理を作ることも大事と述べているので、我が家は誕生日やクリスマスなどの行事のときになるべく子供の望む手料理を作るようにしています)

また、私は育児において親が自分の時間を作ることも非常に大事だと考えています。
近々、こども家庭丁の「こども誰でも通園制度」も始まります。
子どもを預けて、気分転換することによって、子どもとの時間をより大事にできるようになれると思います。

佐々木先生も述べていますが、子どもと過ごす時間がたとえ短時間でも、大事なのは子どもと接している時間をどう過ごすかということです。

 

 

 

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