こんにちは。ふくすずです。小学生2児の母をしております。
2023年、3月、異次元の少子化対策のたたき台がまとまりました。
小学生2人を育てる親として、異次元いうにふさわしい斬新な内容かと期待していたのですが、私にはほとんど新しさは感じられない内容でした(^-^;
いや、もちろんどの政策も必要かつ、実現的な内容ではあるのだと思います。
でもこの政策で実際、子供生みたくなるのかなと?
私自身の経験から、私が国に望む政策は
ずばり「国も家庭と一緒に育児をして欲しい!!」です。
現代の育児は孤独で追い詰められやすい
ワンオペで育児されている人は多いと思います。
実際、私もそうでした。
私が経験した育児は、出産後から何か月、何年?と続く不眠不休の肉体労働、24時間常に付きっ切りで赤ちゃんと一緒にいて、赤ちゃんに何かあるんじゃないかとの不安に怯える日々。
そして理想とはかけ離れた育児に大打撃をうけ。
毎日毎日、眠たくて、休みたくて、自分の時間が欲しくて、次第に追い詰められていく。
そんな日常でした。
そんな時に深夜の授乳時にたまたま見たTVのドキュメント番組
それは、日本や海外、原住民にまで焦点をあてて過去から現代までの育児を検証した内容でした。
そして最後に、どの国も、どの時代も高度成長期前までは育児は皆で協力するものであり、
高度成長期後の育児の全てを親(主に母親)に押し付けてる日本の育児は歴史的にもおかしいと結論つけていました。
育児がこんなに辛いのは、今はそういう育児環境なんだと実感(”ω”)
昔の育児は違ったのね。
だから、私が考える「異次元の少子化対策」は
親が辛くてギリギリまで追い込まれる前に気楽に頼れる、預かってくれる、
代わりに育ててくれる。
そんな国の施設を作って欲しい。
もう今から、昔のように近所の距離感を密にして、協力することは無理だから、
それを国に担って欲しい。
子供もね、親だけじゃなく愛情をくれるたくさんの大人に囲まれて育ったほうが、大きくのびのびとたくさんの価値感をもって成長できる。
国内で生まれた全ての子供が成人するまでの成長を、国も同様の責任を持ち見守って欲しい。
そんな政策ができて欲しい。
そうしたら、子供を生み育てることにもっと前向きになれる人が多くなると思います。
少子化が進むとどうなる?
急速に進む少子化。
実際に少子化が進むと将来どうなるのか調べてみました。
出生数が減少すると将来の働き手の人数が減り、働く人が減れば製品を作る人、サービスを提供する人が減ります。
売る製品が減ったり、提供できるサービスが減ると、国内の会社の利益が減り、お給料が上がらない要因になる。(高い給料を得るために海外へ出稼ぎに行く人が増える可能性も)
また、製品を購入する側も国産の欲しい商品が買えなかったり、必要なサービスを受けれなくなる可能性も。
そして、年金などの社会保障への現役世代の負担が増大して、手取り所得は減少し、また高齢者世帯は年金額が減額になることも考えられます。
要するに少子化が進むということは、私たちの将来のお金が少なくなる、またサービスを受けられなくなるなど国内での豊かな生活が望めなくなってしまう可能性があるということ。
何十年後の未来の話のことで、なかなか実感が沸かないけど、
将来、所得や年金が減るのは困る!(;’∀’)
出生数が減少は7年連続、国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した予測を上回るペースで少子化が進んでいることがわかりました。
異次元の少子化対策の内容
現在、政府が掲げる異次元の少子化対策の内容です。
「異次元の少子化対策」の内容
- 児童手当について 所得制限撤廃、支給対象を高校卒業までに延長、第3子以降の支給額を3万円に増額。
- 育児休業給付金の給付率を8割から10割へ引き上げ、時短勤務への給付もあり。
- 保育所利用の就労条件を満たさなくても利用可能に、保育士の配置基準の改善
- 子供の医療費助成に係る国保負担の減額措置廃止、自治体による子供医療費助成を後押し
- 子育て世帯に対し、公営住宅等に優先的に入居できる取り組み、また金利負担軽減のため長期固定金利の住宅ローン(フラット35)について多子世帯を配慮した支援の充実
- 大学などにかかる教育費の負担軽減策として、授業料後払い制度(仮症)(卒業後、所得に応じて納付)と奨学金制度の充実
- 出産費用の公的医療保険適用
お金がもらえるのは嬉しいけど・・(‘_’)
育児の不安や大変さはお金だけではないし(‘Д’)
毎日とにかく休む時間が欲しかったし、不安ばかり抱えていたよ(._.)
私がこんな政策なら生みたくなると考える政策は
現在、子供支援センターなどが各地にでき、相談に乗ってくれる体制は整ってはいます。
でも、それだけでは解決できない育児の苦しさがあったのも事実です。
それも踏まえ、こんな政策だったらいいなと思う内容を書いてみました。
小中学校と同様の規模の乳幼児を対象とした公的な保育施設を作る
現行制度では両親がギリギリに追い込まれてからの支援になりがちです。
まず、小中学校と同様の規模の乳幼児を対象とした公的な保育施設を作り、
生まれた全ての子供がまず、どこかしらの保育施設に登録され、育児がどうしようもなく辛い時、無理だと感じた時は国が変わりに育ててくれる、必要な時に預かってくれる、手伝ってくれる、話を聞いてくれる、その体制があるだけでで子供を生むことへの不安が激減すると思います。
また、私立保育園、幼稚園は私立小中学校のように選択できる形で残します。
親になったからには、育てるのが当たり前なのはわかっている
でもね、実際育児してみると、両親以外の誰か、気楽に頼れる誰かが近くにいてくれないと両親だけでは次第に追い詰められていく( ;∀;)
保育士は全員公務員化し、教員全てに安定した働きかたを保証、
現在の保育士さんの労働環境は重労働の上に低賃金でひどすぎます、
そこを改善し、保育に専念でき、安定した労働環境を整えるためにも保育士の公務員化は必要なことだと思います。
そうすれば、保育士を目指す人が増え、保育士不足も解消され、子供達もゆとりを持った良質な保育を受けれることに繋がります。
また、小中学校含め、教育携わる先生達には全員、残業代を支払うのは当然とし、
事務作業など免許がなくてもできる仕事は全て外部に委託して、先生が教育に専念できる環境を整ます。
先生達の環境がよくなれば、子供達にも良い影響がでます。
保育園(乳幼児を対象とした保育施設)~から大学まで、私立を含め全て無償化
教育費は出産をためらう、もっとも大きな理由の一つと考えていいでしょう。
実際、育児をしていると経済格差が教育格差につながっていると感じます。
全ての子供に平等に教育の機会を与えることが国の使命ではないでしょうか、
もっと踏み込んでいえば、地方からの都心部への大学進学に伴う一人暮らしの費用、
留学費用(滞在費含む)も全て無償化できたらいいなと思います。
教育を受けた子たちはいずれ、国を支える一人となります。
国の発展のためにも必須であり、国の将来の利益になると考えます。
以上が私がこんな政策なら生みたくなると考える政策です。
実際これを全て実現するとなるととんでもない金額の財源が必要に
なりそう(ー_ー)!!
まとめ
少子化になると将来、もらえるお金やサービスが減り、豊かな生活が送れなくなる可能性があります。
そこで私が考える子供を生みたくなる政策は
- 小中学校と同様の規模の乳幼児を対象とした公的施設を作る
- 保育士は全て公務員化し、教員全てに安定した働きかたを保証
- 保育園(乳幼児を対象とした施設)~大学まで、私立を含め全て無償化。
要するにいままで家庭が当たり前に背負っていた、育児負担、費用負担を国が成人までサポートしてくれる。
国内で生まれた子供を取りこぼすことなく全員、国が家庭と一緒に育ててくれる。
そんな政策です。
コメント