こんにちは、ふくすずです(*^^*) 小学生2児の母をしております。
子どもが成長し思春期に差し掛かってくると、気になってくるのは子どもが「性」にたいしてどれくらいの知識があるのかな?ということ。
親からはなかなか聞けないし、聞いたところで答えてはくれないですよね。
しかし、「性」について、正しい知識がないと心や体が傷つく可能性があります。
また性犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあり、不安が募ります。
悩んでいたところに、知人から教えていただいた本を紹介します。
著者の高橋幸子先生は埼玉医科大学の産婦人科医をされ、年間120回以上の学校で性教育講座を行っています。NHK にもよく出演されています。
この著書の良いところは
親が伝えにくい「性」ついて、そこまで教えるのかというくらい具体的かつリアルに、そして子供に伝わりやすい言葉で書かれています。
そしてなにより、知識だけでなく、性についてのマナーもしっかり書かれている点がとてもありがたいです。
自分の体を大切にすることから、ほかの人の心を大切にすることまで「性」は、とても広くて深いテーマです。私は、「性」の知識は「ライフスキル」、つまり、生きていくために身につけておいたほうがいい知識やマナーでコミュニケーションのために必要だと思っています。
サッコ先生と!からだとこころ研究所より
そして、思春期になるとでてくる、様々な体の変化や悩みに対しても、一つ一つ丁寧に答えてくれています。
思春期になると自分の体に対する思いや悩みが増えてきます。できれば、もっと幼いころから、ひとりひとり違っていいんだ!と知っていてほしいな、と私は思います。それが、思春期以降に、人と比べて落ち込むのを軽減するからです。
サッコ先生と!からだとこころ研究所より
また、著者の高橋幸子先生は思春期外来で性的虐待を受けた子供達を診察されています。
「プライベートゾーン」について学ぶことは、被害者にも加害者にもならないために必要です。日本は残念ながら、小児性愛者による性被害が男子にも女子にもあります。以前、小学校2年生と4年生の姉妹が、私が担当している思春期外来にきたことがありました。彼女たちは、大学生の兄から性的虐待を受けていたのです。2年生の妹が母親に報告して、発覚しました。妹はプライベートゾーンという言葉を学んだことがありました。しかし、姉ははじめてその言葉を聞いたと言いました。プライベートゾーンという言葉や概念を知っていればSOSを出せる。そのとき、そう確信しました。
サッコ先生と!からだとこころ研究所より
そして、著書の最後に、子供達に向けて
ひとりでなやまず、あなたのみかたになってくれるところが必ずあるから大丈夫なこと。
そして相談できる人(信頼できる大人)や相談できる場所について、思春期電話相談の電話番号も書かれています。
子どもは思春期になると親になんでも話してはくれなくなります。
子どもとの会話は無理でもこの本を渡すことはできます。
我が家は息子が小5の時にこの本を渡しました。
息子から特にコメントはなかったですが、最後までしっかり読んだようです。
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